【開発ログ】セラピストがローカルAIで「電子カルテ」を自作した話

開発日記 AI Obsidian

こんにちは、もちスラです。

今回は、私が実際に開発している「もちスラカルテ」という電子カルテシステムについて、技術的な構成と開発の裏側をお話しします。

このシステムは 将来的に同業者の方々と共同利用できる形 を目指しており、知的財産として一部を公開しながら、コアな部分は有料コンテンツとして展開していく予定です。


なぜ作ったのか?

私は作業療法士(OT)とリラクゼーションセラピストとして働いていますが、施術後のカルテ記録が 手書きで30分以上 かかっていました。

  • お客様の主訴や体の状態
  • 五行思想に基づく体質分析
  • 次回の施術プラン

これらを毎回丁寧に書くのは、正直しんどい…。

そこで思いついたのが、「スマホでポチポチ入力 → AIが自動で整形 → Obsidianで蓄積」 という仕組みです。


システム構成:3層アーキテクチャ

📱 Phase 1: PWA入力層(スマホアプリ)

技術スタック

  • HTML/CSS/JavaScript
  • LocalStorage
  • PWA (Progressive Web App)

できること

  • 施術中にスマホで「ポチポチ」タグ入力
  • 主訴、体の状態、強さ(NRS)を記録
  • データはスマホ内に保存され、後でPCに転送

こだわりポイント

  • 「もちスラ」ブランドの柔らかいUI
  • FAB(フローティングアクションボタン)で保存しやすく
  • オフラインでも動作(PWA)

💻 Phase 2: Python処理エンジン(ローカルAI)

技術スタック

  • Python 3.x
  • Ollama (Llama3) - ローカルLLM
  • Pydantic (データ検証)

できること

  • スマホから受け取ったJSONデータを解析
  • AIが「SOAP形式」でカルテを自動生成
    • S (Subjective): お客様の訴え
    • O (Objective): セラピストの観察
    • A (Assessment): OT視点 × 五行思想での分析
    • P (Plan): 次回の施術方針
  • 五行タグ(木・火・土・金・水)を自動付与

なぜローカルAI?

  • プライバシー重視: お客様の情報をクラウドに送らない
  • コスト削減: ChatGPT APIは従量課金だが、ローカルなら無料
  • カスタマイズ性: 自分専用のプロンプトで「もちスラ教授」を育成

📚 Phase 3: Obsidian Vault(ナレッジベース)

技術スタック

  • Obsidian
  • Dataview Plugin
  • Pykakasi (日本語処理)

できること

  • 顧客ごとに50音順でフォルダ自動整理
  • 日次ログで「今日誰が来たか」を一覧化
  • ダッシュボードで全体を俯瞰
  • Callout(吹き出し)とHTMLバッジで視覚化

将来の展開

  • Quartzを使ってWeb公開(一部のみ)
  • 同業者向けに「テンプレート販売」も検討中

🔒 ブロックチェーン証明(おまけ)

カルテの改ざん防止のため、各ファイルに SHA256ハッシュタイムスタンプ を埋め込んでいます。

これにより、「いつ・誰が・何を記録したか」が証明可能になります。


開発で学んだこと

技術的な壁

  1. タイムゾーン問題: UTC と JST の変換ミスで日付がズレた
  2. データモデルの同期: PWA(JavaScript)と Python の型定義を合わせるのが大変
  3. 日本語処理: 顧客名を50音順に振り分けるため pykakasi を導入

バグ修正の記録

  • app.js が破損して全タグが消えた事件
  • courseMenu フィールドが保存されていなかった
  • visitDate が未定義でエラー連発

今後の展開

技術面

  • Quartz連携でWeb公開
  • PWA → Obsidian の「逆輸入」機能
  • 音声入力対応
  • MOC(Map of Content)自動再構成

ビジネス面

  • 無料版:システム構成の解説記事
  • 有料版:AIプロンプトの詳細 + 運用ノウハウ
  • ケーススタディ集の作成
  • note/Brain での販売

まとめ

「もちスラカルテ」は、セラピストの知見をデジタル資産化 するプロジェクトです。

  • スマホで簡単入力
  • AIが自動でSOAP形式に整形
  • Obsidianで蓄積・可視化
  • ブロックチェーンで証明

このシステムは 将来的に同業者の方々と共有できる形 を目指しています。

技術的な詳細や、実際のプロンプト設計については、今後 有料コンテンツ として公開予定です。

ご興味のある方は、ぜひフォローしてお待ちください!


もちスラ
作業療法士 × リラクゼーションセラピスト
「養生」をテクノロジーで再定義する